基本の絵

収入

会社からもらった1年間のお金の総額（給与＋賞与＋各種手当）です。
（通勤手当だけは含みません）

「年収」、「額面給与」とも呼ばれたりします。

源泉徴収票では「支払金額」という欄に書いてある数字です。

給与所得控除

サラリーマンの経費となるものです。

しかし、サラリーマンの場合は実際にかかった経費ではなく、

「収入」の額から自動計算される、この「給与所得控除」を経費とみなします。

収入の大きさによって自動的に決まる数字なので、自分で制御することはできません。

⇒給与所得控除の出し方

所得

「収入（黄）」から、「給与所得控除（緑）」を引いた、残りの額を「所得」と言います。

源泉徴収票では「給与所得控除後の金額」という欄に書かれている数字です。

税法上のルールーとして「所得が〇〇万円以下」というような制限がある場合は、この数字で判断します。

⇒所得とは

所得控除

家族を養っている人や、医療費をたくさん払った人などは、

その分、税金を減らしてあげるために、所得（オレンジ）から更に引く金額です。

源泉徴収票では「所得控除の合計額」の欄に書かれている数字です。

この青い陣地の「所得控除」をいかに多く獲るかが節税につながります。

⇒所得控除とは

⇒14種類の所得控除

課税所得

「所得（オレンジ）」から「所得控除（青）」を引いたものを、「課税所得」と言います。

この数字が税金を計算するときの元となるので、一番重要な数字です。

一番重要ですが、源泉徴収票には書かれていません。

最終的に、この「課税所得」に「税率」を掛けて、所得税や住民税を算出します。

⇒課税所得から所得税を計算する方法はこちら