ふるさと納税

ワンストップ特例

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ワンストップ特例とは

確定申告しなくても、ふるさと納税ができる制度があるんですよね
うん、「ワンストップ特例」というやつだ。

君のように、確定申告をしないサラリーマンでも、ふるさと納税が簡単できるように作られた制度だ。

確定申告が恐くてできない人は、この制度を利用するところから始めるといい。

僕の代わりに、誰かが、どこかで、うまくやってくれるということですか?
まあ、そういいうことだ。

A市の君がB市に寄付したとすると、
B市がA市に「あなたの市民がうちに寄付してれたので、その人の住民税を安くしてあげてね♪」
と、連絡をしてくれるんだ。

ええ!、A市は税収が減るから「イヤダ!」とは言えないんですか?
うん。言えない。
内心では「チッキショー」と思いながら、
君の住民税を減らすしかない。

ワンストップ特例のやり方

注文時に「特例を希望する」にチェックを入れる

まずは、僕もワンストップ特例でふるさと納税をしてみたいんですけど

とりあえず、僕は何をすればいいんですか?

まずは、自分が「ワンストップ特例でふるさと納税をする」んだという宣言をしなければならない
ど、どこで、誰にすればいいんですか?
「ふるさとチョイス」や「ふるなび」なんかの、ふるさと納税サイトで、
寄付の注文をするときに「特例制度を利用する」のチェック欄が出てくるから、
「希望する」にチェックを入れるだけ。
なーんだ、ワンストップ特例ってすごく簡単なんですね♪
いや、これだけじゃダメなんだ
え!

特例申請書が送られてくる

君が「希望する」にチェックを入れると、寄付をした自治体から

返礼品とは別に、「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」という書類が送られてくるから、

それに必要事項を記入して印鑑を押して返送しなければならない。

この返送をして初めて「ワンストップ特例の宣言」をしたことになるんだ。

ええ!、なんか難しそうじゃないですか!
いや、難しくないよ。

実際には、きみがふるさと納税サイトに登録した情報をもとにほとんどの欄は記入されている場合が多い。

まあ、、自治体によって違うから、書かれていない場合は自分で記入しなければならない

君だって、住所や名前くらい書けるだろ

印鑑だけは忘れないようにね

通知書と免許書のコピーを用意する

それから、特例申請書と一緒に、マイナンバーが自分のものであることの証明に、
「マイナンバー通知カード」と「運転免許証」等の身分証明書のコピーを同封しないといけない。
ええ!、それは面倒くさいですね…

マイナンバーって、不便なことばかり…

「マイナンバー通知カード」と「運転免免許証」のコピーは、いろんなことに流用できるから

パスワードをかけたPDFファイルで保存しておくと便利だよ。

来年からの、ワンストップ特例にも何度も印刷して使えるし。

特例申請書とコピー書類を返送する

返送するときの封筒は、

切手不要の返信用封筒を、申請書と一緒に送ってくれる自治体が多いけど、

無い場合は、自分で普通の封筒を用意して、82円切手を貼って返送する。

ええ!、今時、ポストから手紙を出すんですか?

メールでできないんですか?…

日本は未だに、印鑑主義のお役所仕事だから、

こればっかりは、付き合ってあげるしかないね。

この、返送作業が「ワンストップ特例」の最大のデメリットと言っていい

2019年からは、スマホで確定申告できるようになるから、ワンストップ特例を使わず、

ふるさと納税もスマホで確定申告するのが、一番スマートで簡単な方法になるだろうね。

⇒ふるさと納税とは

⇒ふるさと納税の事例

⇒スマホでやる確定申告

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