確定申告

【2020年版】書面提出でやるiDeCoの確定申告

iDeCo(個人型確定拠出年金)の確定申告をすべき人とは

iDeCo(個人型確定拠出年金)をやっている人は、「小規模企業共済等掛金控除」という青いカード(所得控除)が使えるので
税金を大幅に減らすことができます。
⇒事例2
⇒事例6

この「小規模企業共済等掛金控除」を使って税金を減らすためには、
サラリーマンの場合は、年末調整で会社に提出する
「給与所得者の保険料控除申告書」という書類に、
iDeCoの年間掛金を記載すれば、年末調整だけでiDeCoの減税手続きが完了します。

給与から天引きでiDeCoの掛金を払っている場合は、既に会社で申告書に記載してあるので、特に自分で記載する必要はありません。

「自分の場合は会社がやってくれたのだろうか?」
「一応書類を提出したけど、ちゃんと控除されるのだろうか?」
と心配になるかもしれませんが、
この「小規模企業共済等掛金控除」が所得控除として適用されたかどうかは、
源泉徴収票の社会保険料等の金額欄を見ることによって確認することができます。

「源泉徴収票」の「社会保険料等の金額」の欄が2段に分かれて(上段がiDeCoの掛金)記載されていれば、年末調整でiDeCoの減税手続きは完了しているので、確定申告は必要ありません。

iDeCoをやっているにもかかわらず、
源泉徴収票の「社会保険料等の金額」の欄が2段に記載されていない人は
年末調整でiDeCoの所得控除が行われていないことになります。

このままでは、無駄に多くの税金を払うことになってしまうので、
確定申告をすることで、iDeCoの所得控除を適用し、
払い過ぎている状態にある税金を取り戻す必要があります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)の確定申告の方法

確定申告のやり方はいろいろあり、パソコンやスマホから直接送信するe-Taxが最も簡単です。
しかし、「パソコンやスマホでやるのは、ちょっと恐い」という方もいると思います。

そこで、このページでは、
パソコンでデータ入力して申告書を作成し、印刷した書類を提出する
という「書面提出」による確定申告の方法を説明します。

<事例>
・年末調整済みのサラリーマン(年収300万、独身)
・iDeCoをやっている(年間掛金276,000円)
・年末調整でiDeCoの控除をしていない!
・e-Taxではなく、書面提出で確定申告をする

国税庁の「確定申告書作成コーナー」(無料)から、
ボタンを押して、数値を入力していけば、
簡単に申告書類のPDFが作成できる
ようになっています。

国税庁の「確定申告書作成コーナー」サイトへ行く

⇒国税庁「確定申告書等作成コーナー」はコチラ


「作成開始」ボタンを押します。

 

 


「印刷して提出」ボタンを押します。

 

 


パソコンのWindows、ブラウザなどの環境を確認します。

プリンターは自宅になくても、
コンビニのプリントサービスで可能です。

 

作成する申告書を指定する


昨年分の確定申告書を作成するので、
「令和元年分の申告書等の作成」ボタンを押します。

昨年以前にもiDeCoの控除を忘れている場合は、過去5年分までさかのぼって申告することができるので、過去の源泉徴収票も確認することをお薦めします。

 


所得税の申告なので、赤の「所得税」のボタンを押します。

 

 


今回の事例の収入は給与収入だけなので、青の「給与・年金の方」の「作成開始」ボタンを押します。

事業収入や不動産収入のある人は、赤の「左記以外の所得のある方」を選択します。

 


データ入力に必要な書類が表示されます。

今回の事例では、iDeCoの所得控除を追加するので、
・令和元年分源泉徴収票
・令和元年分小規模企業共済払込証明書ハガキ
が必要なので、手元に用意しておきます。

 

本人情報を入力する


生年月日を入力して、次へボタンを押します。

 

 


「給与のみ」にチェックを入れて、次へボタンを押します。

 

 


給与支払いが1か所のみなら、1か所のみにチェックを入れます。
年末調整が済んでいるなら、年末調整済みにチェックを入れ、次へボタンを押します。

 


iDeCoの控除を申告するので、
「上記以外の控除の追加・変更」の欄にチェックを入れ、次へボタンを押します。

 

 

源泉徴収票のデータを入力する


給与の「入力する」ボタンを押します。
(間違って、入力終了(次へ)ボタンを押してはいけません!)

 

 

今回の事例では、(iDeCoの記載はないものの)年末調整をして源泉徴収票はもらっているので、上の「年末調整済みの源泉徴収票について入力する」ボタンを押します。
間違って他のボタンを押さないようにします。


横の例を見ながら、
「支払金額」
「源泉徴収税額」
に、令和元年分の「源泉徴収票」の数字をそのまま転記します。

今回の事例では、独身なので配偶者や扶養者の項目は「なし」を選択します。
家族がいる場合は、「あり」を選択し、源泉徴収票通りのデータを転記します。

 


「社会保険料等の金額」にも、例を見ながら、源泉徴収票の数字をそのまま転記します。

 


⑤~⑱については、今回の事例ではないので「なし」を選択します。

源泉徴収票に該当するものがある場合は、「あり」を選択して、源泉徴収票通りの数字を転記します。

⑲「支払者」は必ず記入します。
源泉徴収票に記載されている会社の住所と名称をそのまま記入します。

次へボタンを押します。


「支払金額」と「源泉徴収税額」の数字が正しいか確認して、
「次へ進む」ボタンを押します。

間違っている場合は、訂正ボタンを押せば、先ほどの入力画面に戻れます。
下の「年末調整済みでない源泉徴収票の入力」は不要です。

iDeCoの所得控除のデータを入力する

この事例では、iDeCoの所得控除をしたいので、小規模企業共済等掛金控除の欄の
「入力する」ボタンを押します。

ここで間違って「入力終了(次へ)」ボタンを押してはいけません。


真ん中にある、「確定拠出年金法の企業年金・個人型確定拠出年金(iDeCo(イデコ))」の欄に、
小規模企業共済等払込証明書ハガキの「掛金合計金額」(昨年1年間の合計額)の数字を転記します。

次へボタンを押します。

 

 

この画面で、「所得控除」の合計額がどれくらいになるのかがわかります。

この他にも、医療費控除や寄付金控除など控除したいものががある場合は、この画面にある「入力する」ボタンを押すことで入力していきます。
これ以上、所得控除するものがなければ、「入力終了(次へ)」ボタンを押して、次のステップへ進みます。

 

 


住宅ローン控除などの税額控除がなければ、

「入力終了(次へ)」ボタンを押します。

 

 


「還付される金額」が表示されます。
「還付」とは、払い過ぎていいる状態の所得税を返してくれることです。

この還付額は、今回のiDeCoの控除により「所得税」が減額される分です。

これとは別に、iDeCoの控除により6月から払う「住民税」も減ることになります。
住民税の計算には、今回の確定申告書のデータが利用されるので、あえて住民税の申告をする必要はありません。
「住民税」で減額される分は、5月頃会社から手渡される「住民税決定通知書」によって確認できます。

次へボタンを押します。

住民税への情報受け渡しのために、
住民税の徴収方法を
「給与から差引き」
「自分で納付」
のどちらにするかを選択します。

給与以外の副業の収入があって、副業が会社にバレたくない場合は、「自分で納付」を選びますが、
今回はiDeCoの控除による住民税の減額なので、どちらを選んでも問題はありません。

住民税非課税の情報のために、
16歳未満の扶養者と、別居配偶者の、
「あり・なし」にチェックを入れます。
どちらも無ければ、「なし」にチェックを入れ
次へボタンを押します。

 


還付される金額を振り込んでもらう、
銀行口座の情報を入力します。

還付される所得税の金額は、
4月~6月ころに、この口座に振り込まれます。

 

2020年(令和2年)1月1日の住所を入力します。
(この時の住所が、令和元年分の住民税を納める自治体になります。)

 

提出先となる管轄税務署を選択します。
↓わからない方はコチラ
⇒自分の管轄税務署を調べる

整理番号は、初めての人はまだないので、空欄でかまいません。
(過去に確定申告した場合は、控えに記載されています)

提出年月日を入力します。


自分の氏名・性別・電話番号を入力します。

世帯主と続柄を入力します。
「ご自身が世帯主」ボタンを押すと自動入力されます。

次へボタンを押します。

 


自分のマイナンバーの番号(12桁)を入力します。
次へボタンを押します。

 

 

確定申告に必要な書類を印刷する


「帳票表示・印刷」ボタンを押します。
pdfが開くので、pdfから印刷します。


6枚印刷されるので、
初めの3枚(申告書第一表、申告書第二表、添付書類台紙)を提出します。
「申告書第一表」の氏名の横の「印」に
忘れずに、押印します。

 


添付書類台紙には、
「令和元年分 小規模企業共済等掛金控除払込証明書」
「本人確認書類(通知カード・免許証コピー)」
を貼り付けます、

2020年から、書面提出でも源泉徴収票提出不要になりました!

 

 

印刷した書類を提出する

最後のページには、提出方法の案内が記載されています。

提出方法は、
①管轄の税務署に持参する
②管轄の税務署へ郵送する
③管轄の税務署の時間外投函箱に投げ込む
④大きな駅や商業施設などにある「特設会場」に持参する
「特設会場」は管轄の税務署のホームページに記載されています。
⇒自分の管轄税務署を調べる

早わかり! 知れば知るほど得する税金の本

出口 秀樹 三笠書房 2017年09月22日
売り上げランキング :
by ヨメレバ
あなたが「金持ちサラリーマン」になる方法

副島隆彦 コスミック出版 2019年01月15日
売り上げランキング :
by ヨメレバ